ニューヨークでやりたい50のこと(32: ボストンで学術的な雰囲気を味わう)
1週間ですが、春休みということで近くの都市に小旅行してみます。幸いにも東海岸には近くにそこそこ有名な都市が結構あり、観光にはもってこいです。ただ、実際そんなに長く滞在してもなあと思い、長くても一泊の旅行をしていくことにしました。
そんな小旅行の第一弾はボストンです。正直なところ、MITとハーバード大学があるんだよな、くらいの知識で出発しました。
目次
行き方
まずはどのように行くかを決めなければなりません。実際、車・飛行機・電車の3つから選ぶことになると思います。まあでも車は持ってないので排除します。次に飛行機ですが、まあそこそこ遠いのでこれもありなんですが、空港までの行き帰りを考えるとそこそこ時間がかかるし面倒かなと思いました。と、いうことで選んだのは電車です。Penn StationからAmtrackが各都市にいくつか出していますし、オンラインで予約もできて便利です。
予約をして15分前くらいにPenn Stationに着くようにします。海外特有のそれくらいにならないとどのホームに着くかもわからないという現象があります。表示されたらそのホームにいくことになりますが、まあみんな同時に動くのでついていっても大抵OKです。
車内は結構快適です。なんかアメリカサイズなのか、座席間隔が広く感じます。足を伸ばせるのが嬉しい。まあそれでもそれを上回る人が隣に座ると狭いんですけどね。
や、そんなことはどうでもいいんです。これがまた日本じゃないんだなあと思ったのが、余裕で遅延します。私がこの時乗ったのは、まず出発が3時間遅れました。いやいや。そして出発してもなんかスピードが遅く、到着では計4時間の遅れでした。ちなみに元々の乗車時間も4時間なので、この電車にこの日8時間乗っていたことになります。自己ベストです。
それでもまあ着きました。気を取り直して観光に出発しましょう!
Freedom Trail
まず観光しようと思ったのが、このFreedom Trailです。まあ簡単にいうと、昔の建物や歴史的な場所が街に点在しており、それらを巡ることになります。それでも、このように回るといいよ、みたいなコースがきちんと設定されています。さらにツアーも開催されていて、本当は参加しようと思ったのですが、前述した電車の遅延により参加できませんでした。しょうがなくマップだけもらって自力で回りました。
このコースの中には墓地なんかも含まれています。中央にあるのはベンジャミン・フランクリンの墓らしいです。そんなにするかくらい目立っています。
Quincy Market
このFreedom Trailの途中にあって、昼食にちょうどいいのが Quincy Market です。色々な店が軽食からデザートまで販売しており、気軽に入ってご飯を食べることができます。こう色々な店が入っているところだと、ほぼほぼ店とかがわからない観光でも吟味できて自分的には好きです。今回は、Boston Chowda というところのロブスター・チャウダーを食べました。めちゃくちゃ美味しく、寒い時には最高です。イメージ的にはスープストックのオマール海老のビスクに似ているかな。ただ、ロブスターの身がゴロゴロ入っています。ちなみにまあアメリカあるあるですが、ミディアムかなと思って頼んだら結構でかいのがきてビビります。
MIT
ボストンといえば、MITやハーバード大学に代表されるように学園都市でもあります。ただ、まあ正直旅行で大学に行くのってどうなんだろうと思ってましたが、MITにはゲーリーの建築があるので見に行きました。実際に見ると、本当にぐにゃぐにゃです。なんとか中にも入ろうと思っていましたが、よくよく考えたらここも春休みなんでしょう。全然学生がいなく、入れませんでした。
Boston Public Library
ニューヨークにもPubric Library がありますが、ボストンのも有名だということで覗くことにしました。さすが学園都市です。そしてもちろん入るのは無料です。ただ、ツアーは現状やっていませんでした。一応COVIDが理由らしいです。
いやいやめちゃくちゃ厳かな空間になっちゃってる。これって本読むのにいい空間なんでしょうか。まあ自分みたいな観光客がそこそこ来て写真を撮っていくのは邪魔なんだろうなと思ってしまいます。ただ、やっぱりこの空間に来るとアメリカ人でもすげー静かになります。
Museum of Fine Arts Boston
最後に美術館にも行って来ました。個人的に美術館が好きということもあって、旅行先では割と行くようにしています。ただ、アメリカの主要な美術館に入ると、時間配分をちゃんと考えないと広すぎて時間が足りないなんてことになるのが難しいところです。このボストンのMuseum of Fine Arts もめちゃくちゃ広いです。METのようにエジプトから現代美術まであります。
格式の高い空間に有名な絵画や彫刻が飾られています。ゴッホの「ラ・ジャポネーズ」なんかが日本では最も有名かなと思います。
日本の展示も面白く、修復の様子を見せるような形になっています。行った時は作業はしていませんでしたが、実際にここで作業しているようです。日本人でも楽しめました。
街の雰囲気など
まず、街が全体的に綺麗です。それも、少し路地に入っても綺麗です。正直、これはマンハッタンに比べたら雲泥の差があります。気持ちいいです。さらにいうと静かです。24時間クラクションの音が絶えないマンハッタンと全く違います。
また、日本関連の店が多いかなと思います。日本レストランはもちろんのこと、特にセブンイレブンが結構あるなというように思いました。もちろんユニクロとMUJIはありました。
日本人にとって住みやすい街だなと思います。実際に街を歩いていても、数人ですが日本語を話す人がいるなと気が付きました。
そこまで主要部は広くないため、頑張れば徒歩でも結構回れます。もちろん電車やバスもありました。ちなみに地下鉄では、Charlie Ticket もしくは Card を買うことになります。ただ、ちょっと中心部から遠くの駅から乗ろうとしたら、それらを買う機械が設置されてないことがありました。待ち時間に検索したら、地下鉄の前方から乗って買えばいいとのこと。ただ、その通りにして運転手に話しかけたら、「ああ、いいよいいよ」とのこと。得しました。
以上、ボストン小旅行でした。全体的に街は綺麗で静か、人は優しく住みやすそうです。前にも述べましたが、特に日本人が好みそうな気がします。天気も良くて、まあ寒いは寒いのですが、快適に観光できました。ちなみに帰りも同じ電車で帰ったのですが、安定の20分遅延でPenn Station に到着しました。