そろそろ涼しくなってきました。本格的に秋到来です。東京と比べると少し早いかなと思います。
日本では「芸術の秋」と言われることもあります。英語ではそんな言葉聞いたことはありませんが、あるのでしょうか。まあ日本人ですので、秋になったことですし、芸術も見に行こうと思います。ニューヨークには100以上の美術館や博物館があると言われています。その中でもMoMAとMETはかなり有名です。ただ、今回はその二つではなく、グッゲンハイム美術館に行ってきました。
目次
グッゲンハイム美術館について
正確には "Solomon R. Guggenheim Museum" (ソロモン・R・グッゲンハイム美術館) であり、近現代美術専門の美術館です。その名の通り、ソロモン・R・グッゲンハイム財団が運営しており、グッゲンハイム美術館のうちの一つです。
フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)によって設計されたその建築も有名であり、外観からもわかるように螺旋状になっています。
展示としては、螺旋状の部分はほとんど企画展ですが、一部そこから外れたギャラリーに常設もあります。
予約
コロナ騒動になってから予約制になっています。上記のサイトから予約できます。料金は一般の大人は$25ですが、学生であれば$18で入場可能です。
もちろん企画展の内容はこの時に知ることができます。今回は、カンディンスキー(Vasily Kandinsky)とエテル・アドナン(Etel Adnan) のようです。うぎ、どっちもよく知らない。
実際に行ってみて
まず場所ですが、アッパーイーストにあります。といってもセントラルパークに面している感じです。ただ、ニューヨークあるあるなのですが、私のようにアッパーウエストに住んでいる場合、セントラルパークの向こう側に行くのがちょっとめんどくさい。南北は移動しやすいんですけどね。まあ天気が良ければセントラルパークを突っ切るという手もあります。今回はそうすることにしました。ちょっとづつ紅葉が始まっています。
セントラルパークのグッゲンハイム美術館から一番近い出口から出ると、すぐにわかるその外観。天気も良かったので白い建築がめちゃくちゃ映えてました。ただ、目の前に絵とか食べ物とか売っている車があって写真に入っちゃうんですよね。
ちょっと早くついてしまったのですが、全然気にする様子もなく入れてくれました。ただ、COVIDの予防接種記録とIDは確実にチェックされます。学生チケットを取った場合は学生証も必要です。
中に入るといきなりその螺旋状の形が目の前に広がります。とりあえずまずみんな見上げながら写真を撮っています。ちなみにアメリカの美術館ではフラッシュさえ焚かなければ写真が撮れるところが多いです。
鑑賞の仕方としては、まずエレベーターで登ってから降りてくるのがいいよ、みたいな情報をつかんでいたのでそうしたのですが、展示の仕方的には普通に下からになってるような気もしました。まあ上からの方が下りなので疲れにくいかもしれません。
ただ正直なところ、常に床に傾斜がついているっていうのもなんだか落ち着きません。企画展の内容が近代的すぎたからかもしれませんが、そこそこすぐに降りてきちゃった気がします。
たまにその螺旋から外れたところにギャラリーがあります。ここは常設っぽいです。ピカソやマティス、ゴッホやゴーギャンなど、めちゃくちゃ有名な絵が普通にあります。床も平らで人も滞留してるような気が。
うーん。やっぱりカンディンスキーよくわからん。
エテル・アドナンはさらによく意味がわからない。
いやー、芸術の秋を堪能できたかなと思います。グッゲンハイム美術館は展示ももちろんですが、その建築も必見です。このニューヨーク50には、同建築家が設計した落水荘も入れているのですが、期待が高まります。
帰りもセントラルパークを歩いて帰ることにしました。貯水池越しの高層ビル群が良い感じです。